最近のハマリモノ・その25
今回はマニアックなゲームを2つご紹介。そのため説明がずいぶんクドくなってしまいました(笑)。
■DSゲーム/プロ野球チームをつくろう!2
http://www.yakyutsuku.com/
自分は初代のセガサターン版からプレイしていますので、このシリーズが新作が出るたびに新しい要素を盛り込んでチャレンジを続けて来たことを知っていますし、そのほとんどが微妙な結果に終わって来ていることも知っています(笑)。ところが今回の、DS版の前作から今作への進化は、意外にも(?)よく出来ていました。
「10年以内に日本一を獲れる戦力を整える」「黒字経営を維持する」。製作側がプレイヤーに課してくるミッションはこの2つです。もちろん、そこそこの苦労でこれらが達成できるように、絶妙なゲームバランスが保たれています。
問題はその後です。基本的に、経営資金もチーム戦力も単調増加の傾向にあるゲームですから、一度日本一を達成してしまうと、連覇を続けるのは難しくないのです。やっと「日本一になれ」という枷が外れて自分好みのチームを作れるフリーハンドが与えられたのに、そこから先のゲームバランスがグダグダでは興醒めの極み。ここをしっかりするために様々なチャレンジが為されてきました。
DS初登場となった前作では「10年サイクル」がそれでした。10年経つごとに「選手は25人・資金は100億円で切り捨て」「他のチームは35人フルメンバーの初期戦力に戻り、また倒すのが難しくなる」という仕様にすることで、上記の問題を解決しました。バランスは見事に取れていたのですが、チームを強くし直さなければならないので、「自分好みのチーム作り」という面がやや阻害されてしまっていたのも事実です。
本作では10年サイクルが廃止されました。10年経っても戦力と資金を完全に持ち越せるようになっています。なので日本一を続けるのは難しくない……その代わりに別の切り口の楽しみを持って来ました。それが「ベースボールクエスト」と「GMスキル」です。
前作でも突発的に発生する「アルバムイベント」がありました。ハンカチ王子が元ネタと思われる「グラサン王子」がドラフトに現れたり、新庄が元ネタの「シーズン序盤にベテランが引退宣言」でチーム全体のモチベーションが向上したり。「ベースボールクエスト」もその二番煎じと思っていたのですが、これが全然違うんですね。
例えば、強かった頃のホークスが元ネタと思われる「30発カルテット」というクエストがあります。シーズン通して30HR以上の選手が4人以上いればご褒美がもらえます。あとクエスト名は忘れましたが、「3連戦である選手に5盗塁以上させろ」というミッションもありました。
これらをクリアするには、打線を長打力優先に組み替えたり、試合をちゃんと見て盗塁指示を出したりする必要があります。「GMスキル」を使えばさらに試合を思い通りにコントロールしやすくなるでしょう。つまり、今までSKIPされがちだった「試合を見る」の部分に楽しみを付加することによって、「自分好みのチーム作り」を許容しつつ、日本一後のダレないプレイを実現させる方向に持っていったわけです。毎試合いちいち見るのは面倒ですが、クエスト発生時だけならそれほど手間でもありません。これは上手いなあと思ったわけです。「100年以上遊べる!」という本作の謳い文句は、単に数値上の限界を取っ払ったというだけでなく、ちゃんと100年先の楽しみを保証してくれていました。
その他、「ひいき育成システム」で好みの選手を活躍させられたり、トレードに便利な選手検索機能がついたり、FA流出時に人的補償を求められたり、毎年買える「チーム愛の巻物」で誰かのFA流出を2年先延ばしに出来たりと、個人的に嬉しかった変更が満載で、今のところ満足度はかなり高いです。さらに発売予定のデータ本が出たら、より深くなったスキルシステムと、クリアのご褒美にそのスキルがもらえる「野球つくJapanロード」にもチャレンジしようと思っています。いやあ楽しみだ。
■DSゲーム/スローンとマクヘールの謎の物語
http://www.atamania.jp/nazostory/index.html
今までに見たことのないタイプのゲームでした。それだけにクリアまで夢中になってプレイしてしまったのですが……他の人にオススメ出来るかというと微妙なんだよなあ(笑)。定価がここまで安くなかったら自分も納得行かなかったかもしれないし。
「レイトン教授」が爆発的にヒットしたレベルファイブの新しいナゾ解きゲームということで、注目していた方もいるでしょう。例えば第1問はこんな問題です。
『部屋の中にはリンゴが6つ入ったかごが置いてあり、女の子が6人いる。女の子たちは1人1つずつリンゴを取っていったが、かごの中にはリンゴが1つ残っている。なぜだろう?』
この文章がタッチパネルに表示されます。ここでプレイヤーは、出題して来た男に、いくつも質問をすることが出来るのですが……この「質問の文章をつくる」ことがこのゲームの最大の楽しみです。
例えば「リンゴ」という言葉にタッチすると、「リンゴ」を中心に「6つ」「順番」「割る」「食べる」の4つが並んだ画面になります。ここで「リンゴ」から「割る」に線を引くと、「リンゴは割られていた?」という文章が出来上がるわけです。同様に「リンゴ」→「6つ」→「女の子」と繋げていくと「リンゴは6つとも女の子が取っていった?」となります。
これらの質問に対し、「はい」「いいえ」「関係ありません」の3つの返答があります。また、うまくナゾの核心に触れるような質問をすることで、隠されていた単語が解放されて、より高度な質問が出来るようになったりします。これを繰り返してナゾを解くわけです。
さて、このゲームの問題点ですが。もうお分かりかもしれませんが……ナゾが簡単過ぎるんですよねえ(笑)。
いや、上記の問題は第1問なので、「見ただけで答えが分かる」方も多いでしょうが、ほとんどの問題は「最初見た時点ではさっぱり分からない」レベルではあります。それでも、シークレットワードを全て解放する前に、途中でだいたい答えの見当がついてしまうんですよね。
あともうひとつ。CMで出ている「レストランでウミガメのスープを飲んだ男が、突然崖から飛び降りてしまった。なぜ?」という問題では、質問を繰り返しているうちに、男に息子がいることが明らかになります。推理小説を読みながら犯人を当てるのが好きな人は、「最初から全ての情報を出しておかなきゃ反則だろ」と怒るかもしれません(笑)。個人的には「ひょっとしたらこうなんじゃないの?」を繰り返していくのが楽しかったので、そこは気にならなかったんですが。
というわけで……「ナゾを解く」より「質問文をつくる」がこのゲームの最大の楽しみだと書いた自分の気持ちが、おわかりいただけましたでしょうか(笑)。そこを理解した上で購入すれば後悔はしないと思いますよ。
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